SPECIAL OPTIONS グリス類の使い方

おかげさまで製品ラインナップが増えてきて、どれを買ったらいいのか、どう使ったらいいのか迷いますよね( ・`ω・´)?

まとめというか、少し整理してみましたので、参考になりましたら幸いです。

【2019/11/30現在の製品ラインナップはこれだけです(俺のグリスは在庫切れですが)】

【↓↓各グリスの容器内の量や中身の写真はこちらにまとまっております。】

(参考)2019/11/30現在 のSPECIAL OPTIONS グリス類 お取り扱い店様一覧

・ラジコンカー練習場「元気っ子さん」様・R/C GARAGE G-WORKS様・ホビーショップ ロックウエーブ様・RCショップMST様・ホビーショップ ピットイン様・タケウチモデル 本店/苫小牧店様・RCManiax Web STORE様

【SP-10 あのグリス】

これが現在一番人気のグリスです。

(ポリαオレフィンオイル(PAO)+テフロン増ちょう剤)

一応プラスチック用とご案内してはおりますが、金属部品の潤滑にもつかえます。

(カップリングジョイント、ドッグボーン、ユニバーサルジョイントなどの金属同士だと、SP-11 例のグリスのほうが耐久性が高くなります)

R/C用途ほぼこれだけでだいたい大丈夫な感じではあります。

とにかく塗るだけでギヤノイズが格段に小さくなり、転がりが良くなり抵抗感が減ると評判で、走行音がよく整備されたハイエンド車のようだ凄い( ・`ω・´)とも。

また、サスピン、キングピン、ピロボール等、プラパーツのきしみが気になる面もスルスルになると評判です。

塗布される際には、塗る箇所を十分パーツクリーナー等で脱脂していただくと、グリスの付着性がよくなります。もともとよく張り付き、はがれにくい調整にはなっておりますが、他の油脂がついていますと剥がれやすくなりますので。

【SP-11 例のグリス】

こちらは金属向けのグリスです(有機モリブデン配合)

金属製ギヤ、スラストベアリング、カップリングジョイント、ドッグボーン、ユニバーサルジョイントなどの負荷がかかる金属部品の潤滑、摩耗防止に効果的です。

柔らかくなめらかな調整になっており、よく馴染みます。

金属部品向けの耐摩耗性グリスは比較的粘りが強いものが多いところ、柔らかくなめらかであるけれども、耐久性もあるグリスです。

使われた方のリピート率が高い印象です。じわじわ良さが浸透しています。

【SP-13 俺のグリス】

フッ素系ケミカルでは、市販品随一のフッ素含有量を自負していますが、いかんせん非常に高価なグリスです。(1gー1400円となっております)

極限環境用に開発されたものだけあって、使用箇所を選ばず(プラ・金属・ゴムいずれも使用可能です)、性質変化が少なく高い耐久性があります。

若干粘りがあるため、ギヤ等に塗布した際には重さがでてしまうので、とにかくローフリクション重視の用途には使いにくいのですが、他の油等に溶けたりしないので、ギヤデフやダンパーシールグリスとして長期に渡って非常に安定してシールでき、滑り具合も耐久性も上々と評判でした。

また、DDカーのフリクションパッドにごく薄く塗ると、極上の滑りと持続力が得られます。

他の油等とはまじりませんので、塗布される際には、塗る箇所を十分パーツクリーナー等で脱脂していただくと、グリスの付着性がよくなります。


【SP-15 あのオイル】

あのグリスのオイル成分である、高純度ポリαオレフィンオイル(PAO)のオイルです。

ブラシモーター軸のメタル、ベアリングなどに。また、サスピン、キングピン、ピロボール等もスルスルになると評判です。

弱ったベアリングの回転がシルキーに戻るとのご報告も頂いております。(ただ、ゴリゴリしているベアリングは早めに交換したほうがいいですがw)

蒸発しにくく、染み込みやすく、表面に広がりやすい性質をもっており、油膜の形成、保持力に優れています。モーター軸のメタルやベアリングへの注油頻度も減らすことができて、うっかり忘れても軸受を痛めることが少ないものと思います。

若干とろみを感じる程度の粘度になっております。

他の油と性質が異なりますので、塗布される際には塗る箇所を十分パーツクリーナー等で脱脂していただくと、油膜の均一さが得られます。(後述のノズルが1こついています)

【SP-17 例のゆるいグリス】

例のグリスと同じく金属向けのグリスです。(有機モリブデン配合)

さらに柔らかめの調整になっております。(ケチャップくらいでしょうか)

金属製ギヤ、スラストベアリング、カップリングジョイント、ドッグボーン、ユニバーサルジョイントなどの負荷がかかる金属部品の潤滑、摩耗防止に効果的です。ボールベアリング等への注入もより簡単になっています。

更に液体に近く、柔らかくなめらかな調整になっており、組み立て済みのユニバーサルジョイント等にも注入しやすく、広がりやすく、よく馴染みます。液状に近くなった分、更に抵抗は減りますが、飛散しやすくなってしまってますので、少なめにするか、はみ出したグリスは拭き取ってください。耐久性は例のグリスよりは若干劣りますので、メンテナンスサイクルは短くしてください。

名前はゆるいけれども、よりカツカツの領域で威力を発揮します。速ツーのユーザーの方からは、粘度が低く心配だったが、メンテ時予想以上に残っており、耐久性はむしろ高い、積極的に使いたいとのご好評もいただいております。

付属ノズルを装着する前に、キャップをしたまま下にして軽く振って、グリスを出口に寄せてからノズルを装着して、絞り出していただくと使いやすいと思います。


【SP-x09 あのオイルノズル】

あのオイルと、例のゆるいグリスの容器の先端が若干太めで、市販品のノズルを転用できなかったので、急遽制作したものです。あのオイルノズルとなっておりますが、専用ではありません。

SPOPのオイルの容器は先端が太いのが使いにくいのですが、密閉性はいいので今後のケミカル製品にも同系列の容器を使う予定です。従って、引き続きこのノズルが対応する予定です。パイプ径が太いものを引き伸ばしている関係で、先端は若干太めです。

Ysクラフトさんのオイル容器の先端と径が同じだそうで、そちらにも転用が可能だとのことです。(Ysさんのは細いノズルを使い、先端と、ノズルをシリコンパイプで継ぎ足すような運用になっているそうですね)

【SP-18 俺のグリス2】

粘りが気になった俺のグリスのよりソフトでなめらかなVerです。(改良版という位置づけです)お値段のほうは改良できませんでwやはり高価なグリスです。(1gー1400円となっております)

主成分・基本性能は俺のグリスと同等で、極限環境用に開発されたものだけあって、使用箇所を選ばず(プラ・金属・ゴムいずれも使用可能です)、性質変化が少なく高い耐久性があります。使いにくかったギヤ等にも使いやすい粘度になり、更に死角が減った印象です。

ギヤデフやダンパーシールグリスとしても引き続きお使いいただけますが、よりローフリクションにはなっておりますが、粘りが減った関係でシール性能は若干劣ると思われます。

他の油等とはまじりませんので、塗布される際には、塗る箇所を十分パーツクリーナー等で脱脂していただくと、グリスの付着性がよくなります。


【SP-19 J(ヨット)のグリス】

例のグリスと同じく金属向けのグリスです。(有機モリブデン配合)

例のグリスでほぼカバーできると思われた駆動系の金属部品ですが、更に高負荷高耐久のものがほしいというお声がありましたので、探してみたところコレにいきあたりました。

メーカーの資料では、GPカーなどの高負荷においても十分な性能を発揮するものと思います。ただし、よりコシがあって粘りもありますので、抵抗は増えます。僅かなパワーロスも気になるような用途には、例のグリスや、例のゆるいグリスをお使いください。

金属製ギヤ(特にベベル)、スラストベアリング、カップリングジョイント、ドッグボーン、ユニバーサルジョイントなどの負荷がかかる金属部品の潤滑、摩耗防止に特に効果的です。粘性と付着性の向上により、更に耐久力はUPしております。

増ちょう剤の粘度の安定性と耐久性にも重点が置かれておりますので(リチウムコンプレックス増ちょう剤)、熱が入ったり、こね回されたりしても重さが変わりにくいようになっています。この特性を利用して、ギヤデフ内に封入していただけば、動き出しから特性の変化が少ないデフが作れます。ただし、重デフほど固くはなりませんので、リヤ側のギヤデフなどに適合すると思われます。封入する分量で若干の調整が可能です。

(この効果は副次的産物でした)


(*´ω`*)ぜひいろいろお試しください。

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